資金の話②では、固定金利と変動金利の メリット・デメリット について簡単にお話ししました。
今回は、「ミックスプランと固定期間選択型住宅ローンを借りることは必ず後悔する!!」と題して話を進めていきます。
それでは、金利のタイプについておさらいしましょう。
変動金利
・固定金利に比べて金利が低い
・金利が変動する可能性がある
固定金利
・変動金利に比べて金利が高い
・金利は返済終了まで決まっている
そして、「どっちつかず」なミックスプランと固定期間選択型について新たにお話しします。
ミックスプラン
・例えば、2000万円の住宅ローンを借りる場合に、1000万円は固定金利で、残りの1000万円は変動金利で借ります、というようなプランです。
このような、2つの金利タイプを混ぜた住宅ローンをミックスプランといいます。
固定期間選択型住宅ローン
・始め決めた期間は固定金利、
後で変動金利になる住宅ローン
それでは、「どっちつかずなローンを選択すると必ず後悔する」理由についてお話します。
ローンを組む時には、
変動金利 < 固定金利となります。
つまり、後で変動するということは、固定金利の期間は
固定金利 < 変動金利とならない限り損なのです。
例を用いて検証しましょう。
例. 2000万円借入 35年返済 元利均等
変動金利0.6%
10年固定1.2%
11年目から変動
と比較してみましょう。
①10年後金利の変動なしの場合
→ 変動のみにした場合と比べて、 約111万円の損
②半年ごとに変動金利0.03%アップの10年後
→ 変動のみと比べて、 約59万円の損
③半年ごとに変動金利0.06%アップの10年後
→それでも、変動のみと比べて 約10万円の損
このような結果になりました。
それならば、始めから変動金利を選んで月々の支払いを楽にし、金利が低い間に浮いたお金を運用するほうがずっとお得です。
まとめ
どっちつかずな住宅ローンは後悔のもと。